
大切な家族が「ここ、好き!」と思える居場所を用意してあげたいですよね。けれど、種類もサイズもたくさんあって迷ってしまうのがキャットタワー。転倒やケガの心配、お部屋との相性、使ってくれない不安…そんな気持ちに寄り添いながら、猫の快適空間を作るキャットタワーの選び方をわかりやすくまとめました。
みんなが悩むポイント、あなただけじゃない
- 据え置き?突っ張り?どっちが安全で長く使えるのか分からない
- 子猫・シニア・大型猫など体格や年齢に合うか不安
- 置き場所とサイズ感、お部屋になじむデザイン問題
- 買ったのに使ってくれなかったらどうしよう…というドキドキ
悩むのは、猫想いだからこそ。ポイントを押さえれば、愛猫にぴったりの1台が見つかります。
専門的なアドバイス:基本の選定フレーム
1) 体格・年齢に合わせる
- 平均体格の成猫:耐荷重は目安として10kg以上、ステップは足幅にゆとりを。
- 大型猫:柱は太め(直径10cm以上が目安)、耐荷重15kg以上、足場は広めで揺れにくい構造。
- 子猫:段差は低めで落下リスクを減らす。布パーツはほつれにくく噛んでも繊維がほどけにくい素材を。
- シニア:上段まで緩やかに行ける階段状、クッション性のある寝床、滑りにくい表面。
2) 設置スペースとタイプ選び
- 据え置きタイプ:移動や掃除がしやすく、天井高を選ばない。1匹飼いや賃貸に向き。
- 突っ張りタイプ:床と天井で固定し揺れに強い。多頭飼い・活発・大型猫に安心。天井高の測定は必須。
3) 性格・行動特性で機能を選ぶ
- 高い所が好き・運動好き:十分な高さ、複数ルート、トンネルやブリッジ。
- のんびり屋・慎重派:段差が小さめ、ハウスやハンモックなど安心スポット付き。
- 爪とぎ重視:サイザル麻や段ボールの爪とぎポールが複数あるもの。
4) 安全性チェック
- 土台の重さと広さ、壁固定の有無(可能なら固定を推奨)。
- ネジの露出や鋭利な部位がないか、布の縫製・ほつれやすさ。
- 洗えるカバーや交換パーツの有無=清潔と長持ちにつながる。
注意したいサイン
- 登るたびに大きく揺れる、ギシギシ音がする:設置や固定を見直すか交換を検討。
- 滑って落ちる、足を庇う:段差や素材が合っていない可能性。ケガが疑われる場合は受診を検討。
- 繊維を噛んで飲み込みそう:素材変更または保護対策を。
今日からできる実践的なコツ
- 置き場所は「見晴らし+安心感」。窓辺や人の動線が見える壁際が人気。カーテンに飛び移れない距離を確保。
- 滑り止めシートや薄いラグを土台下に敷き、微小なガタつきを解消。
- におい慣らし:ブランケットやお気に入りのベッドを上段に置き、安心の匂いで誘導。
- ごほうび誘導:低段→中段→上段の順におやつで成功体験を積み重ねる。
- 爪とぎの場所を増やす:ポール以外にも床置き爪とぎを併用し、家具への被害を分散。
- 日々の点検習慣:月1でネジの増し締め、布パーツの洗濯・天日干し。
おすすめ商品・サービスの選び方(失敗しにくい基準)
具体名より「基準」で選ぶと外しにくいです。猫の快適空間を作るキャットタワーの選び方として、次をチェック。
- 耐荷重と柱径:単頭でも10kg以上、複数同時利用なら15kg以上。柱は太めが安心。
- 交換部品:ポールや布が単品購入できるモデルは長く愛用できてコスパ良し。
- 洗える・拭ける:クッションは外して洗濯可、木部は拭き取りやすい仕上げ。
- 壁固定オプション:活発・多頭・小さな子どもがいる家庭に心強い。
- 段差設計:子猫・シニアは段差低め、若い成猫は運動量に合わせて高低差を。
- 価格帯の目安:入門5,000〜1万円/しっかり品質1.5〜3万円/大型・多頭向け3万円〜。
- サービス:組立代行、試用・返品可、延長保証などの有無も安心材料。
最後に:その子らしさをいちばんに
キャットタワーは「登る・眺める・休む」を叶える小さなマイホーム。猫の快適空間を作るキャットタワーの選び方のゴールは、数字よりも「その子が安心して楽しめること」。体格・性格・お部屋に合わせて、今日の暮らしにそっと馴染む1台を選んであげましょう。
