
家族みんなの大切な存在だからこそ、言葉が伝わると毎日がぐっとラクになりますよね。とはいえ「犬 基本 コマンド 教え方 順番、どれから?」って迷う気持ち、すごくよくわかります。ここでは、やさしく・確実に身につく順番とコツを、実生活に落とし込んでお届けします。
1. みんながつまずく“あるある”
- 家ではできるのに外だとできない
- 家族で言い方がバラバラで混乱しがち
- ごほうびがないと動いてくれない
- 何をどの順で教えればいいか分からない
大丈夫、これはとても自然なこと。コツを押さえれば、今日から少しずつ前に進めます。
2. 専門的アドバイス:最短で身につく“順番”と考え方
まずは土台作りから始めましょう。
- 名前+アイコンタクト:名前→目が合ったら即ほめる(ごほうび)。「聞く耳」を育てます。
- おすわり:落ち着く姿勢。あらゆる行動のスタート地点。
- まて→よし(解除の合図):衝動をコントロール。
- おいで(呼び戻し):安全確保の生命線。
- ふせ:さらに落ち着きを深める姿勢。
- はなせ(ドロップ):口にした物を安全に放してもらう。
- ハウス(所定の場所へ):クレートやベッドに入る。
教えるときは、声(声符)・手の合図(指符)・体の向き(体符)をシンプルに揃えて、一貫して使うのがコツ。ごほうびで「うまくいった!」体験を積み重ねるのが現在の主流です。
各コマンドの教え方(ステップ式)
おすわり:おやつを鼻先→頭上へゆっくり動かすと自然とお尻が落ちます。座った瞬間にマーク(「いいね!」やクリック音)→ごほうび。
まて〜よし:おすわりから手のひらを見せて「まて」。最初は1秒で即「よし」→ごほうび。1→3→5秒と徐々に伸ばし、時間が安定してから距離・場所・誘惑をステップアップ。
おいで:室内・短距離でスタート。しゃがんで明るい声で「おいで」。来たら大げさに褒めてごほうび+遊び。呼んだ後に叱らない(信頼が命)。
ふせ:おすわりから、おやつを前脚の間→床へスライド。「ふせ」で誘導。胸が床についたら即ほめ。
はなせ:おもちゃをくわえている時に別のおやつを見せ「はなせ」。口が開いた瞬間にほめて交換。徐々におやつなしでもできるよう間を伸ばす。
ハウス:入り口近くにおやつをポトン→「ハウス」→中まで誘導→中でごほうび雨あられ。短時間から心地よい場所に。
注意すべきサイン
- ストレスサイン(あくび、舌なめずり、目をそらす、体をかく)→負荷を下げる合図
- 痛みの可能性(触ると嫌がる、急に動きが硬い)→無理せず休ませ、必要なら受診を検討
3. 明日からできる実践コツ
- 短時間×高頻度:1回3〜5分を1日2〜5回。集中が切れる前に終える。
- 生活に組み込む:ごはん・散歩・ドア前は毎回「おすわり→まて→よし」。
- 段階づけ:室内→玄関→庭→静かな公園→にぎやかな場所の順で難易度を上げる。
- 小さなごほうび:一口サイズ。成功が続くうちは高価値(チーズなど)、慣れたら言葉やナデナデもごほうびに。
- 合図は統一:家族で同じ言葉・同じジェスチャー・同じルール。
4. おすすめ商品・サービス(安全&コスパ重視)
- トリーツポーチ:すぐ褒められて学習が速い。散歩にも◎。
- ソフトトリーツ:小さくちぎれて喉に詰まりにくいものを。
- クリッカー:成功の瞬間を正確に伝える合図として便利。
- ロングリード(5〜10m):安全に「おいで」を練習。
- クレート&ノンスリップマット:「ハウス」練習と安心の居場所づくりに。
- パピークラス/しつけ教室:陽性強化を掲げ、少人数・清潔・説明が明瞭な場所を選ぶと安心。
まとめ:やさしい一歩を重ねれば、大きな信頼に
「犬 基本 コマンド 教え方 順番」は、土台(名前・アイコンタクト)→おすわり→まて・よし→おいで→ふせ→はなせ→ハウスの流れが王道。短く楽しく、できたらすぐ褒める。たったそれだけで、愛犬の自信も、私たちの安心も着実に育っていきます。一緒にコツコツ、やさしく進めていきましょう。
