家族になったばかりの小さな相棒に、できるだけストレスなく楽しく学んでほしい。その気持ち、すごくよくわかります。トイレはどう教える？「待て」っていつから？吠えたら叱るべき？初めてのことばかりで不安になりますよね。この記事では、家でできる基本しつけの始め方をやさしく順番立ててご紹介。今日から少しずつ、一緒にできることがきっと見つかります。
1. みんなが感じるよくある悩み
- 名前を呼んでも振り向かない
- トイレの成功率が安定しない
- 興奮して甘噛み・飛びつきが多い
- ハウス（クレート）に入りたがらない、吠えてしまう
- 忙しくて練習時間が取れない
これ、どれも「あるある」。悩むのはあなたがまじめに向き合っている証拠です。焦らず、できた瞬間をやさしく増やしていきましょう。
2. 専門的なアドバイス：家でできる基本しつけの始め方（おすすめの順番）
- 名前を教える
静かな環境で名前を呼び、ちらっとでもこちらを見たら即「いい子！」と褒めて小さなおやつ。短く10回ほど。名前=いいことの合図に。 - アイコンタクト
手におやつ→鼻先に近づけて→自分の目の横へスッと移動。目が合ったら褒めて渡す。合図は「見て」など一言。これがコミュニケーションの土台です。 - トイレトレーニング
起床後・食後・遊んだ後・匂いを嗅ぎ回る時はチャンス。サークル内のトイレへ優しく誘導し、できた瞬間にご褒美。失敗は叱らず、静かに片付けて成功を演出。 - ハウス＆ボディタッチ
扉を開けたまま居間に設置し、中におやつをポン。「ハウス」の合図と一緒に入りやすく。背中→胸→足先→耳と、嫌がらない部位から触る練習を短時間で。 - 基本コマンド
「おすわり」「ふせ」「まて」「おいで」。言葉→ハンドサイン→できたら即ご褒美の順で。1回3〜5分、ゲームみたいに楽しく。 - お留守番と社会化
数十秒の離室から始め、徐々に延長。生活音・人・物に「遠くから・短時間・ご褒美」で慣らします。
注意サイン：食欲低下、下痢・嘔吐、触られると唸る/咬む、過度な吠えやパニックが続く場合は無理せず専門家に評価を依頼しましょう。体調や恐怖が隠れていることがあります。
3. 続けやすい実践コツ（お金をかけずにできる工夫）
- 超短時間主義：1回3〜5分×1日3セット。食前後や散歩前の「待て30秒」「アイコンタクト15秒」をルーティンに。
- 一貫性：家族で合図を統一（例「おすわり」「まて」「おいで」）。言葉は短く、いつも同じトーンで。
- 環境設定：滑りやすい床はマットで安心感UP。トイレは壁沿いに固定。ハウスは人のそばに置き「安心の基地」に。
- ご褒美の工夫：いつものフードをトレーニング用に小分け。興奮しやすい子は噛みごたえ少なめの小粒でテンポ良く。
- 手作り知育：トイレットペーパーの芯にフードを入れて両端を軽く折る（必ず見守り、食べ残しは回収）。
- 叱らない設計：してほしくない行動は起きにくい環境に（置きっぱなしを減らす、届かない収納に）。「ダメ」より「こっちしてね」。
4. 安心のおすすめ商品・サービス選び
道具（安全性重視）
- クレート/ハウス：頑丈なロック、通気性、角が丸いもの。立って向きを変え、伏せて眠れるサイズが目安。
- ハーネス：胸を圧迫しにくいY字タイプ。サイズ調整が細かくできるもの。
- トリーツ＆ポーチ：小粒・低カロリー、油分控えめ。片手で開閉できるシリコンポーチは外練習に便利。
- ノンスリップマット：フローリングの関節負担軽減としつけの集中力UPに。
- 消臭クリーナー：ペット用酵素系。トイレの失敗跡の匂いを断ち、再失敗を予防。
サービス（選び方のポイント）
- オンライン/訪問トレーニング：ポジティブ強化を明記、罰や恐怖を使わない方針、レビューと資格を確認。
- 子犬クラス：少人数・衛生管理・ワクチン確認・観察休憩を入れてくれる運営が安心。
やさしく、コツコツ。今日から一歩
家でできる基本しつけの始め方は、難しいテクニックより「短く・楽しく・褒める」の積み重ね。できた瞬間をたくさん見つけてあげるほど、信頼は深まります。完璧より、昨日より一歩前へ。あなたの声と笑顔が、いちばんのご褒美です。
